JDR会員制理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization



「世界の哲人の叡智を結集して打ち建てる『理念経済学』について」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 諸君よ、「かくある」事実の現象世界の中で、「かくあるべし」の規範的価値を実現してゆくことこそ、「理念経済学」の核心であり、それは、マックス・ウェーバーの「没価値性の理論」に対して、これを超えてゆく立場である。

 このような「理念経済学」における経済政策において、「かくあるべし」の国家のビジョン、世界のビジョンがあるのは当然である。

 イデア的価値理念を失った学問は、本来の価値の尊厳を失うのである。理念と魂のない経済学や経営学は、本来の価値の尊厳を失うのである。

 確かに、自由市場は大切であるけれども、その中に理念的価値を見失った経済学は、天の御心に適う訳でもないのである。

 同様に、「かくあるべし」という理念的価値を実現してゆく経営者こそ、松下幸之助氏や稲盛和夫氏のような理念経営学の体現者である。

 マルクス経済学も、唯物史観に陥って、本来の天上の理念価値を見失ってしまい、ヘーゲルの理念哲学を逆転させたが故に、天上的価値理念から遠ざかってしまったのである。

 本来、ソクラテス・プラトン・カント・ヘーゲルが説くような叡智的価値理念があって初めて、学問は成り立つのであり、真なる哲学者こそが、真なる学問を創り、真なる政治学を、真なる経済学を創ってゆくのが理念政治学であり、理念経済学である。

 このように、理念経済学は、世界の哲人達の叡智により打ち建てられてゆく天上の働きそのものであり、時代精神なのである。





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