諸君よ、かの福澤諭吉も、天道、すなわち、造物主の働きを認めているのであり、そして、宗教の利益も認めているのである。
このような天道、天の法則を発見するのが、真なる学問の根本である。自然法の発見こそが、憲法にもなるのである。この自然法という天の法則なくして、真なる憲法(法学)も、経済学も、経営学も、医学もないのである。
すべては、「法則」「宇宙の意志」の発見である。この天の摂理、法則を尊んで、よくよく実践し、養生し、節制してゆくことである。
そして、医学の観点から見ても、病を治し、それ以前に、病にかからないように予防をし、健康と繁栄と愛情を調和してゆくことである。
松下幸之助は、「風邪をひくようでは半人前」と言ったが、よく体調を保つことも、大切な人生経営であり、経営理念なのである。
このように、あらゆる分野において、真なる大道(大宇宙の理法)を発見し、大道に学び、大道を実践してゆくことである。
これはまた、科学的に生きるということでもある。科学的に生きるということが、真に学問的に生きるということでもある。それは、天の法則(大宇宙の理法)を、様々な分野において経験則へと成し、それをよく学んで、実践してゆくことである。
このように、我々人間は、心がけ次第で、医学次第で、どこまでも健康に生きることも出来るし、どこまでも成功・繁栄を実現成就出来るのである。