諸君よ、新生日本建設の時期は来たのであると憶うのであります。憲法を改める、すなわち新しい憲法を創るということは、新しい日本国を産み出すということであります。このような根源的な営みは、小手先の評論、政治現象に終わらせない方がよいのであります。
こうしたチャンス、政治的好機を活かして、J・J・ルソーの「社会契約論」などの哲学的原点、思想的原点に立ち帰って、根本から思索し直し、今まさに、建国の父となる決意をすることであります。立法者となることを決意することであります。
まさしく、「建国の時期(とき)は今」であります。是非とも憲法の改正条項を変えて、自ら自身の手で、自ら自身の思想を体現せる自主憲法を創ってゆきましょう。
大いなる日本の夢を実現するということは、新生日本を建設するということであり、今こそその時期であるのです。憲法を創るということ、改めるということは、建国の事業が始まっているのであるということであります。
従って、真に自覚を持って、今という大切な時期を過ごしてゆきましょう。そして、自らの思想を育んでゆきましょう。そのために、「新生日本のビジョン」や「哲学的コラム」や「精神的ジャパニーズドリーム」などは、よい参考となりましょう。
その過程で、迷った時、悩んだ時には、原点に立ち返り、ルソーの「社会契約論」などを読み直してゆきなさい。そこには、根源的な思想のエネルギー、哲学のエネルギー、評論のエネルギーが満ち満ちています。
一人一人の自覚と認識に応じた国家が産まれてゆくのであります。一人一人が世界精神に導かれ、新しき国家を創ってゆくものであるのです。
故に、深い確信と信念をもって、確かな一歩を踏み出し、新生日本を建設して、一大事業を完遂してゆきましょう。そのための同志は数多くいるのであります。