JDR公開理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「真なる時代精神の学問を通して真なる自己実現をしてゆけ」



 塾生諸君に述べておきたい。新生日本を考えるにあたって最も大切なことは、夢のある学問を志すということである。夢のある学問というものは、真に実生活において時代精神を実現してゆくということである。時代精神の渦中の中において、時代精神を全うしながら、時代精神の最先端に立って時代精神の息吹を実現している方もあれば、時代精神から外れて、時代精神にある時は逆らって、自らの自己実現をあくせくとなしている方も多いのである。

 学問の本質というものは、時代精神としての時代の大局を見極めるということである。国家百年の大計を真に見極め、地球百年の大計を真に見極め、真なる時代潮流に乗るということである。真に時代潮流に乗ってゆけば、そこから新しい学問が始まってゆくのである。

 真理というものは、永遠普遍であるけれども、その時代時代に生きた学問が存在するのである。よって、同じ真理であっても、近代国家においてなされた真理と、新時代においてなされる真理とは、内実は一致しても、形式において一致しないものもあるのである。

 そのような観点から、深く真理を探究しながら、同時に、不易流行の精神をもって、最先端の時代精神と共に人生を全うしてゆかんという気概をもたなければならない。それこそ真なるフロンティアスピリットであり、それこそ真なるドリームスピリットであり、それこそ真なるファイティングスピリットであるといえるのである。

 その意味において、真に時代精神を開拓してゆかなくてはならない。道なき道に道を創り、道を築き、道を一つの大道にしてゆかなければならない。それこそ、真に人格の尊厳の根底となる学問の本道であるといえるのである。
 
 従って、真なる学問を志す者は、真なる時代精神を探究し、真なる時代精神の中において、大いに夢舞台としての人生を自己実現そのものとして実現し、学問の王道を歩みゆくことを通して、真なる善く生きることを実践し、真に真理と一体となって生きることを実践し、真なる光明大河を創ってゆかなければならないのである。

 時代精神のある学問をしつづけてゆけば、学問をしつづけるというだけの姿勢において、多くの方々に天の栄光を指し示すことが出来るのである。時代精神と共に生ききったという実感だけでも多くの方々に伝えることが出来たならば、大成の人生を送れたといえるのである。よって、真に時代精神と共に、時代精神の波に乗りながら、真にサーファーの如く時代の波を乗り切って、新時代の新天新地を築いてゆこうではないか。

 心を一つにして、順境の時においても、逆境の時においても、一なる時代精神を実現せんとして志してゆけば、真に新境地が開拓され、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。



〔義塾光明祈念歌〕
  春女神
      鶯の声
      拝むれば
時代精神
       谷渡るかな
(貴)




[ 2002年2月27日 ]




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