塾生諸君に述べておきたい。日本国内においても、国際社会においても、「司法」を奉ずる方々が、非常に潜在的需要として求められているけれども、これより後、「代表的日本人」として世界史を舞台に活躍されるような方々は、「世界」史的、並びに「日本」史的、並びに「宇宙」的(ユニバーサルな)「司法」センスを磨いておかなければならないといえるのである。
その意味において、真なる「代表的日本人」として、深い根源的な「アイデンティティー」を有した真なる「コスモポリタン」を無限無数に輩出してゆくことが、日本国の「新時代」「新世紀」「新ミレニアム」における主要課題であるといえるのである。そして、「理念法治国家」にふさわしい「志と魂と精神」のあるリーダーシップが様々な分野において発揮され、「国際的視野」をもった、さらには、「宇宙的視野」をもった「文化的遺産」を創造してゆくための「積極的外交」こそが、「時代精神」に要請されているといえるのである。
真なる「新生日本ルネサンス」「新生アジアルネサンス」「新生地球ルネサンス」を創造してゆくためには、例えば、アメリカやEU諸国で法学教育を受けた方々を積極的に日本国内において登用し、さらに、国際舞台の上で活躍して頂けるような環境を整えてゆくことであるとか、アメリカやEU諸国で認可を受けた財団法人格や、学校法人格や、宗教法人格等を、日本国内においても、原則として認可してゆく方向へと「規制緩和」してゆくことであるとか、日本文化が伝統的に内在している「精神理念」を自ら「悟得」し、それぞれの国や民族の「母国語」で紹介してゆく「民間外交官」を数多く奨励、育成、輩出してゆくことであるとか、様々な諸政策が検討されてよいのである。
真に深く高く広く、日本国そのものを「ルネサンス」してゆくことが、同時に、アメリカそのものを「ルネサンス」してゆくことにつながり、EUそのものを「ルネサンス」してゆくことにつながり、アジア、アフリカ諸国を「ルネサンス」してゆくことにつながり、「ルネサンス」を通して、真なる「国際平和」を樹立し、心身共なる「豊かさ」を無限供給してゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。