理念情報

 「法メッセージ」
Japanese Dream Realization



「『維摩経』を理解して解説して活かしてゆくこと」


JDR総合研究所 代表
天川貴之




  大乗仏典を一つ一つ丁寧に学んでゆくことは、仏教修行の王道である。中公文庫などから出ている大乗仏典は、全て味読して、理解すべきである。

 例えば、その中の「維摩経」であっても、多種多様の法理がよく説かれているので、現代語訳であっても、何度も読み、理解し、暗誦してゆけばよい。

 また、谷口雅春氏の『維摩経解釈』を始めとする解説書も数多く出版されているので、味読して、それらの一つ一つの真理を体得してゆけばよいのである。

 以前に鈴木大拙から学んだとおり、自由自在に仏典を読み、直説に学び、原典にあたり、読経能力を磨いてゆくことは、仏教を究めてゆく上で、基本である。

 鈴木大拙も、西田幾多郎も、基本的に学者であるから、彼らが展開する世界も、また、アカデミックな世界となってゆくのである。

 また、福澤諭吉と大隈重信の世界も一つの思想世界であり、各界に言論人を育んできた山脈であるように、西田幾多郎と鈴木大拙の世界も、一つの山脈であるのである。

 このように、日本独自の哲学思想の体系として、仏典・仏智の真理を学ぶのは、当然の理である。

 基本的に、日本人は、皆、何らかの仏教徒であることが多いのである。そして、その仏教は、世界宗教として、世界精神となってゆく真理の法脈なのである。

 あらゆる仏典を一つ一つ学んでゆくことによって、仏徳を身につけてゆけばよいのである。その上で、福澤諭吉や大隈重信の思想哲学も、実社会の活学として生かして、応用実践してゆけばよいのである。




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