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|---|---|---|
| 「哲学的コラム」 | ||
| Japanese Dream Realization | ||
| 「高市早苗総理の信念の政治と『サッチャー回顧録』について」 |
| 高市早苗総理は、サッチャーと対談したことがあり、写真も遺っている。そして、自らが理想とする政治家として、サッチャーを挙げている。 さらに、松下政経塾で育てられたために松下幸之助も尊敬しており、松下幸之助の思想を自らの「国家経営の理念」「人生経営の理念」とされている。 サッチャーは信念の人であった。確かな経済思想、政治思想を持ち、人々の浅い賛否には問わず、自らの信念を断行し、実現していった。 例えば、『サッチャー回顧録』の中には、国家の財政について、過度な累進課税や固定資産税などの税金について減税政策をとり、国家財政の健全化を促そうとした。一方、正統ケインズ経済学に基づく積極財政の観点も常にあった。 高市早苗内閣でも、同じく積極財政と減税を掲げている。確かに積極財政は正しい理念である。しかし、それが単なるお題目にならずに、その中身の質をしっかりと見定めてゆく必要があろう。 また、サッチャーは、フォークランド紛争などの指揮をとったが、それを見て、サッチャーの信念は本物であると、周囲の人は感心したという。 さらに、アメリカのレーガンやソ連のゴルバチョフや日本の中曽根康弘総理とも外交において親交を深め、実質の伴う国際外交を展開していた、まさしく時代精神を体現する政治家の一人であったのである。 |