理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「ルソーの直接民主制と首相公選制と天意と民意について」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 ジョージ・ワシントンが有徳な初代大統領であったからこそ、アメリカ合衆国においては、大統領に強力な権限を与えているのである。これは、トランプ大統領においても同じである。

 日本国においても、ロックが説いた間接民主制に基づく議会制民主主義に加えて、さらに、ルソーが説いた直接民主制に基づく「首相公選制」が、中曽根康弘元首相らによって、読売憲法草案に挙げられている。

 このように、ルソーの云う直接民主制もまた大切である。故に、日本国の総理は、民主主義であるから、常に民意・良識を旨としてゆかなくてはならない。

 その上で、さらに、天意をうかがう姿勢が必要なのである。それこそ、まさしく、西郷隆盛が説き、稲盛和夫氏が受け継いだ「敬天愛人」の精神である。回天の偉業には、この天意と民意の両方が大切なのである。

 アメリカには、ワシントンやトランプ大統領のような方もいれば、日本国には、新たに首相に就任した高市早苗氏のように、保守的神道でありながら、サッチャーのような方であり、松下幸之助に認められたような方もいるのである。

 松下幸之助が説いた所の「繁栄を通した平和と幸福」の実現によって、日本国や世界全体が、また、個人一人一人が、家庭や会社の一人一人が真に幸福になってゆくことが大切なのである。





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