｢無償の愛と祝福の心が一大光明芸術を創造してゆく｣



「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization

「無償の愛と祝福の心が一大光明芸術を創造してゆく」

　「善い人間の生活を送れるかどうかためしてみなさい。自分に割りあてられた役に満足し、正しい行動と慈悲深い態度のみを追い求めている人間の生活を。」(「自省録」)とは、アウレリウスの御言葉であるが、天によって与えらえている環境に対して真に感謝し、和解しえたならば、そのままの役の中に、最高の天の一大光明芸術を顕現してゆくことが出来るのである。

　どのような立場に置かれようと、どのような境遇に置かれようと、その役を、ありがたい天の配材として真に活かしきったならば、まさしく足が地にしっかりと着いた大いなる夢の実現を成してゆくことが出来るのである。

　そして、「今」、天から自然に与えられている役を、真に一大光明芸術として演じ、多くの人々の心に魂の糧を与えることが出来たならば、また次の役が天から与えられるのである。その意味において、人間は平等に天から愛されており、与えられた役の中で、最高の一大光明芸術を演じてゆくことが、真なる成功であり、真なる勝利であり、真なる幸福なのである。

　その意味において、「今」の中に、すべてが実在するのである。既に与えられている環境の中に、すべてが実在するのである。そのすべてのすべてと真に和解し、真に愛し、真に光明面を観じ、祝福してゆけば、自他一体、共に真に幸福になってゆくのである。

　他者を祝福するということは、最高の無償の愛であり、それは、「心の法則」において、自己を真に愛することになり、自他一体、共に天から祝福を受け、天から真に愛され、恵まれてゆくようになってゆくのである。天の御心は全き愛であり、愛と慈悲と仁の光明を、常に万人に注がれているものである。

　そして、すべてのすべてを一大光明芸術として真に活かし、幸えてゆかんとしておられるのである。その天の御心に対して心空しくし、自他一体に祝福し、讃嘆し、その個性的実相を拝み出し合ってゆけば、常に天の無限の愛の光明が降り注ぎ、天の栄光を生命の輝きとして、地上に無限無数に幸えてゆくものなのである。

　あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

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