理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「ルネサンス的発想と真なる統合精神について」



 ルネサンス型の人間の本質とは、一体何であろうか。それは、人間としての本来の円相を回復してゆくということでもあろう。それは、人間の内にあるすべてのすべてである神の生命を復権してゆく営みであるともいえるであろう。その意味において、真なるルネサンスの精神とは、神と神の子人間の共同作業である。

 真なるヒューマニズムとは、人間が神の子であることを自覚してゆくことであり、人間の内奥に、神性、仏性、理性、良心を再発見し、人間の内なる神性を磨き、顕現してゆくことを通して、大いなる神へと到ろうとする精神であるからである。

 これは、自由な自主的な求道心に裏打ちされた純粋宗教感情であるともいえる。人間が自分自身の本質に目覚め、理念(真善美聖)へと回帰してゆこうとする向上心にこそ根本があり、その過程で、一大光明芸術を創造してゆきながら、天の摂理に真に救われてゆくことを、本義とするからである。

 そして、真なるルネサンス精神とは、真なる「統合」精神であり、真なる「統合」精神とは、一国一国のオリジナリティーと伝統文化と伝統の神々を限りなく尊重し、むしろ、積極的に肯定してゆく所に本質があり、その上で、真に「大和」(だいわ)の精神をもって和解し、一つの心として結び合い、真に愛し合い、活かし合い、許し合い、実在精神を拝み出し合い、中心精神に帰一してゆく所に真義があるからである。

 あらゆる国と民族が、健全な愛国心と誇りをもって、独立自尊の精神、自己信頼の精神のもとに真に和解し、お互いの個性的実相を顕現しながら、大調和裡に「統合」世界を示顕してゆくことが出来れば、そこに真なる大調和なる「神の国」そのものが顕現してゆくのである。

 「統合と個性の開花」の精神のもとに、真に和解し合ってゆけば、あらゆる面においてすべてが幸え、新生日本ルネサンスの華、新生地球ルネサンスの華が真に開花してゆくしかないのである。

 あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。



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