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|---|---|---|
| 「哲学的コラム」 | ||
| Japanese Dream Realization | ||
| 「色彩と音楽と『生命の詩』について」 |
| 色彩と音楽というものは、どうして似ているのであろう。色彩には、確かにメロディーがあり、リズムがある。そして、「生命の響き」がある。その本質は、「詩」としてのロゴスであろう。色彩の中にも「詩」が実在し、音楽の中にも「詩」が実在している。 「朱」(あか)には「朱」のメロディーがあり、リズムが実在している。「蒼」(あを)には「蒼」のメロディーがあり、リズムが実在している。「黄金」(こがね)も、「白」(しろ)も同様である。「波」のような生命が鳴り響いている。 「生命の響き」が、ある時期は立体となり、造形芸術となり、人の体の動きとなり、或る時期は静止した色となり、一枚の写真となり、一形式の詩となり、一形式の楽譜となってゆく。 多次元のものが三次元のものとなり、三次元のものが二次元のものとなり、一次元となり、「ゼロ」次元のものとなってゆく。光のように、或る時は粒子となり、或る時は波動となり、或る時は無となり、或る時は生命となる。 そこに、神の生命の存在形態があり、神々の生命の存在形態があり、それは、人々の生命にも、天地を貫いて実在している永遠普遍の生命にも、不易流行なる時代精神にも、人類の内奥なる集合的無意識にも通じている。一大生命の顕れとして、一大交響曲を奏でている。 それは、偶然のように観える必然であり、必然のように観える確率の一つの顕れであり、天の御心の一大光明芸術の一断面であり、全体でもあるのであろう。「今」生きている証を、色彩に、音楽に託して、真に詩人として生き、生命の輝きを謳歌してゆきたいものである。 あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。 |