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|---|---|---|
| 「哲学的コラム」 | ||
| Japanese Dream Realization | ||
| 「『絶対真理』としての仁愛慈の大道とその応用について」 |
| 「愛に敵なし」という言葉があるが、愛とは、「自他一体」に活かしてゆく大道を常に探究してゆくからである。その意味において、「絶対愛」の境地をもって、自らと他を区別することなく愛するということは、本来、「敵」という言葉をも無意味ならしめることになるのである。 「敵」だと観じて、「オール オア ナッシング」で戦い続けていても、一般に、「敵」をさらに増やしてゆくことになりかねないし、外なる「敵」と戦う過程において、内なる「敵」を大きくしてしまうことにもなりかねない。それ故に、一つの大いなる生命として、「他」を自覚し、「自己」を自覚し、「世界」を自覚し、「宇宙」を自覚してゆく精神態度をもちつづけてゆくことは、真に、根底的実在としての「究極的一者」を認識しえた方に生ずる、一大光明の涅槃の境地であるといえる。 そして、むしろ、外なる「味方」を増やしてゆく過程において、内なる「味方」を大きくしてゆくことが出来たならば、より強固な、金剛石の如き城を創ってゆくことが出来ることであろう。そして、結果的に、本来の大道から外れた、「悪」と観えし「思いと行い」の業を自然に修正し、真に立命し、運命の開拓をなしてゆくことが出来るであろう。 それ故に、「愛に敵なし、本来、味方のみ、愛一元である」という根本的な精神態度は、人間の本質的な神性、仏性、理性、良心を活かし、育んでゆくための最高の精神態度であるといえる。そして、愛と光明と叡智の大道を、確固とした大道として創りつづけてゆけば、自ずから、あらゆる愛に反する方々、光明に反する方々、叡智に反する方々が、本来の心の内奥に実在する愛に目覚められ、心の内奥に実在する光明に目覚められ、心の内奥に実在する叡智に目覚められてゆくといえるのである。 永い眼でみれば、ありとしあらゆる生命の根本的実在としての「究極的一者」を認識し、あらゆる方々の内奥に、愛と光明と叡智が宿っていることを常に忘れない、光明信念と、理念と、志を把持しつづけてゆくことこそが、真に、あらゆる方々を根本的に救い、導いてゆくことが出来るのである。 時間と空間という限定を外して、永遠普遍にいえることは、この「絶対真理」である。その上で、この「絶対真理」を、具体的に、柔軟に、健全に、応用してゆかなければならない。 徹底した愛故に、義(正しいこと)を全うし、徹底した愛故に、礼(あるべきこと)を全うし、徹底した愛故に、智(知るべきこと)を全うし、徹底した愛故に、信(信ずるべきこと)を全うしてゆけば、自ずから、仁愛慈の大道を全うしてゆくことが出来るであろう。 あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。 |
| 〔 光明祈念歌 〕 | |
| (貴) |