｢理念自由競争と自他一体に活かす一大光明芸術について｣



「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization

「理念自由競争と自他一体に活かす一大光明芸術について」

　「処世術はダンスよりもレスリングに似ている。予期せぬ攻撃にもたじろがぬよう、常に警戒した姿勢をとっていなければならないから。」(「自省録」)という。確かに、格闘技を実際にやっていなくとも、格闘技から学ぶことは多い。ギリシャの地においても、レスリングは代表的なオリンピック競技の源であった。それは、ただ単にレスリングのためのレスリングではなかったのであろう。リーダーシップと処世術を学ぶための素材であり、同時に最高の芸術的素材であったのであろう。

　故に、レスリングとしての神技は、同時に最高のダンスでもある。その本義は、自他一体に健全に競争しながら、自他一体に活かし、そこに大いなる天の一大光明芸術を創造しているものである。

　故に、最高のリーダーシップ処世術は、最高の一大光明芸術でもあるといえる。それは、本来醜い争いではない。醜い争いが繰り広げられるのは、それが、中庸、中道と外れているからに過ぎない。

　故に、中庸、中道、自他一体の愛、自他一体の叡智の立場に立てば、政争や、経済競争等の理念自由競争は、本来最も美しい一大光明芸術であり、こうした王道に則っている限りにおいて、天の御心から外れることなく、天の栄光を受け継いでゆくものなのである。

　常に「理念」の原点に立ち返り、「中」の原点に立ち返り、「徳」の原点に立ち返ってゆけば、全き「理念武士道」と、全き「理念兵法」と、「全き大和魂」のもとに、大いなる仁徳としての理念自由競争を通して、繁栄と幸福と平和を実現しながら、大調和世界を顕現し、その過程で一大光明芸術を育んでゆくことが出来るものなのである。

　その意味において、理念自由競争は圧倒的なる善であり、天の栄光を、無限無数に幸えさせてゆく源であるといえるのである。

　あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

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