｢光明の主座を保てば衆知が真に活き幸えてゆく｣



「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization

「光明の主座を保てば衆知が真に活き幸えてゆく」

　自分自身のすべてのすべてを真に愛することの出来る方は、他者のすべてのすべてを真に愛することができる。自分自身のすべてのすべてを、肯定的に、建設的に、明るく、積極的に、笑顔をもって観てゆくことが出来る方は、他者のすべてのすべてを、肯定的に、建設的に、明るく、積極的に、笑顔をもって観てゆくことが出来るものである。そうすれば、すべての真実と事実が、真に活きて幸えてゆく。

　故に、光明思想、光明信念をもっておられる方にとっては、真実と事実は、すべて光明そのものとなり、幸福の源となり、繁栄の源となり、健康の源となり、良好な人間関係の源となってゆくのである。それを光明の「主座」を保つという。

　光明の「主座」をもって観じてゆけば、自ずから、すべての真実と事実が衆知として集まってゆきながら、お互いに矛盾することなく、多様性を、大いなる豊かさの証として、大いなる文化の証として真に活き幸えてゆく。

　人物や物事の明るい面を強調してみてゆくだけではなくて、一見暗い面と見えしものに対して、智慧と感性と光明信念をもって、光明の灯を掲げてゆけば、必ずさらなる明るさとなって善転してゆく。どのような一見暗い運命の流れも、光明の運命となって真に開拓され、善転してゆく。

　一見、汚れたようにみえるものも、一見不浄のようにみえるものも、光明の「道」をつけてゆくことによって、真に活き、真清浄、真無垢の実相を顕現してゆく。そのような光明に裏打ちされた優しい目差しと寛容な目差しがあれば、すべてが「曲全」となり、全き道、全き大道の実相を顕してゆくのである。

　故に、「真っ直ぐな道」も大道であり、「曲全」の道も大道であることを悟ることが出来れば、全てを許し、全てを慈しみ、全てを好きになり、全てを真に活かしてゆけるようになる。それが、自他共に真に活かす教育の真髄であり、経営の真骨頂ではないだろうか。光明の愛と叡智と勇気のもとに、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

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