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| 「哲学的コラム」 | ||
| Japanese Dream Realization | ||
| 「国家千年それ以上の大計と都市計画の視点について」 |
| かのハドリアヌス帝は、御自身が建築家であられたばかりではなく、実際に数多くの都市を設計し、創造されている。日本でも、聖徳太子をはじめとして、天智天皇も、天武天皇も、聖武天皇も、聖なる都市設計を企画され、創造されている。
一体都市の本質とは何なのであろうか。日本は確かに世界有数の経済大国であるが、都市設計という観点からみればどうだろうか。ローマの都市計画は、千年後の方々にも舞台を与え、二千年後の方々にも舞台を与えうるだけのビジョンがあられたといえる。 その意味で、国家千年以上の計をもって、まさに「永遠」の都を創造されようとしたのである。そして、その都市設計や建築の中に永遠普遍の理念が顕れていたからこそ、時代の風雪に耐えうる芸術の泉源となることが出来たのである。 日本も、経済不況の下において、デフレギャップが相当大きいといわれているが、その分を、政府の貨幣発行権を新生日本ルネサンスのために行使して、高品質の大規模な国家設計をなして、日本を創ってこられた先人達や、後輩の方々や、文化大国日本、国際観光国家日本を待望しておられる諸外国のためにも、感謝報恩行として、「神の国」の国造りをしてゆけばどうだろうか。 貨幣発行権を行使すれば、国家財政は潤い、同時にデフレギャップがある間はインフレにならないと丹羽春喜教授が断言され、竹村健一先生や、宮澤喜一大蔵大臣も御賛同のようであるから、慎重にかつ勇断をもって検討されればよいかもしれない。 「永遠」の文化大国日本を創造してゆくために、衆知を集めて、国家千年それ以上のビジョンをもって理想郷を創ってゆくことも、ローマ的着想であり、新生日本建設に向けての積極的運命開拓の道ではないだろうか。 あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。 |