![]() |
||
|
|
||
|---|---|---|
| 「哲学的コラム」 | ||
| Japanese Dream Realization | ||
| 「正義の大道と法の精神について」 |
| 正義というものは、本当の仁(愛)に裏打ちされてこそ、真に活きるものであり、仁(愛)というものも、本当の正義に裏打ちされてこそ、真に活きるものである。そして、さらに、光明信念とバランス感覚に裏打ちされていれば、より洗練された全き正義となってゆくものである。 全き正義の源にあるものは、幅広い見識であり、不動心をもった胆識であり、襞の細やかな配慮である。それは智徳の範囲に入るものであろう。故に、正義という道を真に究めてゆこうとすれば、結局のところ、正義の中に、仁(愛)も、光明信念も、智も、もちろん勇も、礼節も、あらゆる徳をその中で培ってゆくことが大切になってくるし、立場に応じて、器に応じて、自ずから要請されてくるものなのである。 故に、正義か愛かではなくて、正義を通して、積極的に仁(愛)を学んでゆくというという姿勢も大切である。正義を通して、積極的に光明信念を学んでゆくという姿勢も大切である。バランス感覚等も同じである。 一道は万道に通じているものである。正義の道も、本来、諸道に通じているものである。公正な正義の悟り、公正な正義のセンス、公正な正義の徳を磨いてゆくことは、本来の法の精神であり、法治国家である以上、指導者の務めである。公正な正義の悟り、純粋で全き正義の悟りから、本当の国益も世界貢献も生まれてゆくものである。 正義に執着しない純粋正義、空の正義というものは、正義の大道である。そして、正義の大道とは、伝統文化として、人類の叡智の結晶として育んでゆくべきものである。法の精神の中に叡智の結晶を育み、リーダーシップを通して、叡智の結晶を、全人類の遺産として遺してゆくことこそ、リーダーの本懐である。 正義を裏打ちする真の剛さとしての叡智の探究こそが、新時代に求められている君子の条件であり、武士道を体現した志士の条件なのである。 あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。 |