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|---|---|---|
| 「哲学的コラム」 | ||
| Japanese Dream Realization | ||
| 「武士道を裏うちする精神態度について」 |
| 常に謙虚に内省してゆく精神態度を保ちつづけることによって心の隙を無くしてゆくことは王道であり、道を全うする最強の武士道ともなりうるものである。常に心に私憤としての「瞋」の念いが無いかどうかを内省してゆくことによって、外界の「瞋」の念いを解いてゆくことができたならば、最強の武士道たりうるものである。それは、「よく士たる者は武ならず」という老子の思想にも一脈通づる所がある自戒の言葉である。 しかし、同時に、よく士たるべく、己が悟境を磨き、剛さに対して精進してゆかなければならない。何故なら、剛さがないと、正義を正義として守ることが出来ないこともあるからである。そして、剛さに磨きをかけてゆくことによって、かえって平和を実現してゆけるからである。そして、魂の剛さ、精神力の剛さこそが、真なる王者の条件となってゆくのである。そして、永遠普遍の魂の栄光の一つとなってゆくのである。 そして、常に感謝の心をもって内省してゆく精神態度を保ちつづけることによって、外界に対して積極的に善を与えてゆくことは、さらなる王道であり、道をさらに拡げてゆく最強の武士道となるものである。 圧倒的善念の前に、本来いかなる敵もないのである。光明信念を維持しつづけ、積極性のある愛を維持しつづけることによって、すべてが善転してゆき、本来の天の御心が、より大調和裡に地上に顕れてゆくのである。それこそ、真なる最強の道であり、精神的剛さの証であり、天の栄光を地上に顕現する大道なのである。 あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。 |